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【一覧】2020年以降の開発計画
大阪はここまで激変する

数が多過ぎて全容をつかみきれない……今、大阪ではそれほどの多数の開発計画が同時に進んでいます。主な開発計画を一覧化したので、チェックしてみてください。

大阪の開発計画1:万博とIRが大阪の未来を変える

(写真=Benny Marty/Shutterstock.com)
(写真=Benny Marty/Shutterstock.com)

IR(カジノを含む統合型リゾート)の設置が決まれば、万博と合わせて1兆円以上の投資額となります。

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)

万博会場は大阪湾の人工島のうちの一つ、夢洲(ゆめしま)で開催され、155ヘクタールという広大な土地に166の国が出展を予定しています。投資額は会場整備費として1,250億円、周辺の交通網整備などの費用に730億円の見込みです。

大阪IRの誘致

大阪は全国3ヵ所が決まるIRの有力候補地となっており、大阪府・市・民間が一体となって誘致活動を展開中です。誘致場所は大阪・関西万博の会場である夢洲に設定されています。国際会議場・展示場・宿泊商業施設を一体化した「オールインワンMICE拠点」を整備し、国際的にも高い訴求力を目指します。投資規模9,300億円、年間利用者1,500万人、年間売上4,800億円を見込んでいます。

大阪の開発計画2:交通網の整備計画で利便性が高まる

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

大阪・関西万博の決定により、各路線の整備計画が一気に動き出しました。交通の利便性を高めることで、訪日外国人観光客や国内旅行客の求心力が一層高まりそうです。

大阪メトロ中央線の延伸計画

大阪市周辺の交通の要といえる大阪メトロ中央線。他の大阪メトロとも接し、さらに市内中心部を走るJR大阪環状線、おおさか東線とも連動しています。

現在、大阪メトロ中央線の東側終着駅は、咲洲(さきしま)のコスモスクエア駅です。咲洲は万博会場の夢洲に隣接する人工島です。この終着駅を夢洲まで延伸することで、万博やIRを訪れる利用者の需要を見込んでいます。完成は2024年度の予定となっています。

京阪中之島線の延伸計画

京阪中之島線は、京阪本線から分岐する天満橋駅-中ノ島駅の全長約3キロの路線。この中之島線を九条駅まで延伸し、大阪メトロ中央線と接続させることで、京都方面と夢洲を結ぶルートが完成します。京阪HDは万博開催までにこの延伸を実現させたいとの考えを示しています。

近鉄奈良線の直通特急計画

大阪メトロ中央線の夢洲延伸計画に伴って、近畿日本鉄道は奈良・名古屋と夢洲を結ぶ直通特急を検討中です。これは大阪メトロ中央線を経由する路線であり、中央線との設備面の違いというネックはありますが、新型車両の開発が進んでいます。

大阪モノレール延伸の事業決定

大阪モノレールは、大阪空港駅-彩都西駅・門真市駅を結ぶ路線です。さらに門真市駅から東大阪市までの8.9キロメートルを延伸する事業が、2019円3月に国土交通省に許可されています。延伸ルートには、門真南・鴻池新田・荒本・瓜生堂の4駅を新設予定(駅名は仮称)で、開業は2029年を目指しています。

JR・南海電鉄 鉄道新線「なにわ筋線」の事業決定

国土交通省は2019年7月、鉄道新線「なにわ筋線」の事業を許可しました。大阪駅に隣接する北梅田駅(仮称・2023年春開業見込み)とJR難波駅・南海電鉄の新今宮駅を結ぶ約7.2キロメートルを2031年春から運行する予定です。これにより、大阪駅近くの梅田エリアと関西空港のアクセスが向上します。

阪急2路線の新線計画

阪急は、なにわ筋線(2031年開通予定)-阪急十三駅を結ぶ「なにわ筋連絡線」、十三駅-新大阪駅を結ぶ「新大阪連絡線」の新線計画に前向きな姿勢を見せています。実現すれば、新大阪駅から関西国際空港までを結ぶ交通の利便性が高まります。

大阪の開発計画3:大阪の都市機能を向上させるエリア開発

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

大阪では「大阪7大再生プロジェクト」と呼ばれる再開発が進んでいます。

うめきた2期再開発

大阪駅のすぐ裏手にある「うめきた2期」の開発が、2024年夏頃の開業を目指して急ピッチで進められています。うめきたの地下には前出の北梅田駅が開業予定です。地上部は4.5ヘクタールの広大な都市公園とする、緑とイノベーション融合拠点が生まれようとしています。

中之島再開発

中之島は江戸時代から栄え、明治・大正時代には市役所・図書館・中央公会堂などが造られた大阪の要所です。周辺エリアでは、大阪の新たなスポットとなりそうな「中之島美術館」や「こども本の森」などが開設予定です。合わせて、なにわ筋線の中之島駅の新設計画も検討されています。

大阪7大再生プロジェクト

上記の「うめきた2期」や「中之島」の再開発と並んで、大阪市内の各エリアで大型再開発が進められています。

  • 御堂筋エリア:24時間稼働する多機能エリアへ進化
  • 難波エリア:観光客がより安心でき楽しめる街づくり
  • 大阪城公園エリア:世界的な歴史観光拠点を目指す
  • 天王寺・阿倍野エリア:緑あふれる文化観光拠点へ
  • 臨海部エリア:IRの誘致とともにクルーズ客船の母港化

ばらばらに見える開発計画ですが、そのほとんどが万博とIRの会場である夢洲と直接的、あるいは間接的に結び付いています。2020年以降、これらの開発プロジェクトが顕在化し、大阪の勢いが増していくことが予想されます。


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