- 2004年から
保険料は毎年上昇 - 厚生年金の保険料率が2004年から毎年0.354%ずつ上昇していたのはご存知でしょうか。年金を支給するために、この改正は実施されました。改正前の保険料率が13.58%だったのに対して、現在は18.3%に上昇。たった5%かもしれませんが、年収400万円の会社員の場合でも毎年約10万円も多く払うことになります。
- 年金の受給年齢は
65歳に引き上げ - 正式に年金の支給開始年齢は65歳に引き上げられることが決定しました。そもそも、1961年に始まった日本の年金システムは、人口が増え続ける前提で作られたもの。少子高齢化が進み人口構造が逆転した今、同じ制度が成り立つわけがありません。これからは「支給開始年齢を上げる」「保険料をもっと徴収する」「年金の支給額を下げる」という方向に向かっていくと予想されています。
- 年金の支給額は
毎年1%ごとに減少 - 厚生労働省は、年金を毎年約1%ずつ確実に減額する方向で、「給付抑制」をすぐに取り組むべき課題として挙げています。※1 これは、“実際の支給額は変わらないものの、価値の下がったお金で給付する”といった内容です。最初に、将来の20万円が現在の10万円の価値にしかならないとお伝えしたのは、この給付抑制に起因します。
※1 2018年 PUBLABO出版 黒松雄平著「今すぐ大阪にワンルームマンションを5つ持ちなさい!」P50より