
2019年、日本とオーストリアは国交樹立150周年を迎えます。それを記念して日本ではオーストリアを代表する画家グスタフ・クリムトに関する展覧会などが予定されています。クリムトの独特なタッチで描かれた、官能美あふれる女性画などを間近で鑑賞できるチャンスです。美的センスを磨くため、教養を深めるためにおすすめの展覧会情報を紹介します。
オーストリア交友150周年のこの年にオーストリアの文化に触れよう
日本とオーストリアの国交150周年を記念して、国内ではオーストリアにちなんだ展示会やコンサートが開催される予定です。オーストリアの文化に触れる、豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
東京都美術館「クリムト展 ウィーンと日本1900」
2019年4月23日から7月10日まで、東京都美術館では「クリムト展 ウィーンと日本1900」が開催されます。クリムトの没後100年を記念する展覧会でもあり、油彩画は過去最高の25点以上が展示される予定です。
クリムト初期の自然主義的な作品から、女性像や風景画まで展示されます。なかでもクリムトの「黄金様式」時代の代表作の一つとして挙げられる「ユディトⅠ」や、ウィーンの分離派会館を彩る壁画を再現した展示は圧巻です。
国立新美術館・国立国際美術館「ウィーン・モダン クリムト、シーレ世紀末への道」
ウィーンを代表する画家クリムトとエゴン・シーレの絵画をはじめ、工芸やデザイン、インテリアなど、18世紀中頃のウィーンの芸術文化を網羅的に紹介する「ウィーン・モダン クリムト、シーレ世紀末への道」が、4月24日から8月5日までは東京・国立新美術館で、8月27日から12月8日までは大阪・国立国際美術館で開催されます。
クリムトが描いた「エミーリエ・フレーゲの肖像」をはじめとする油彩画だけでなく、モダニズムの黄金時代を築いた芸術家の作品なども鑑賞できます。
本展示は、ヨーロッパ有数の博物館である「ウィーン・ミュージアム」の改修工事に伴い、日本にいながらウィーン・ミュージアムに飾られていた主要作品が楽しめる大変貴重な展覧会となっています。個人所蔵の品を合わせて東京展で約400点、大阪展で約330点の出展作品が楽しめます。
またオットー・ヴァーグナーなどのウィーン分離派やモダニズム建築のデザイン画、模型なども展示される予定です。インテリアやファッション、食器類など、ウィーンが生んだ音楽家にまつわる展示品も多数出展されています。ボリュームのある展示内容となりますので、ゆっくりと時間をかけて鑑賞できる日を作り、心ゆくまで芸術を楽しんでください。
国立西洋美術館「ハプスブルク展~600年にわたる帝国コレクションの歴史」
2019年10月19日から2020年1月26日まで、東京上野の国立西洋美術館で開催される「ハプスブルク展~600年にわたる帝国コレクションの歴史」は、ウィーン美術史美術館のコレクションを中心に構成される展覧会です。13世紀から20世紀初頭まで、ヨーロッパを中心に世界最大規模の領地を所有し、栄光の座に君臨してきたハプスブルク家。そのコレクションを通して、時代背景やハプスブルク家の人々の歴史を探っていきます。出展予定とされている作品の中には、エリザベト・ルイーズ・ヴィジェ=ルブランの「フランス王妃マリー・アントワネット」や、ディエゴ・ベラスケス「青いドレスの王女マルガリータ」などの油彩画があります。
どちらも有名な作品なので、印刷物などで見かけることも多いのではないでしょうか。実物を目にすることができるこの機会に、作品が生まれた背景とともに堪能してください。
国交150年の記念の年に、オーストリアの文化を身近に感じよう
今回紹介した美術展は、さまざまな角度から芸術が楽しめるものばかりです。とくに10月から開催される「ハプスブルク展―600年にわたる帝国コレクションの歴史」は、多くの富を得た一族の栄華を見ることができます。2019年は日本とオーストリアの国交150年という節目の年。繁栄したオーストリアの文化に触れ、センスと教養を高める機会としてみてはいかがでしょうか。
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