自宅での睡眠は、1日の疲れをリセットするための重要な時間です。広々とした部屋の大きなベッドでなく、一人暮らしのワンルームでもちょっとした工夫で睡眠の質を高めることができます。今回は、快眠のために覚えておきたいポイントについて紹介します。
体にストレスを与えない寝具の選び方
就寝中の体に直接影響を及ぼすベッドや枕は、選び方を誤ると快眠を妨げることにつながります。まずは、自分の体に適した寝具を選ぶことが大切です。硬すぎたり、体が沈み込むほど柔らかかったりするベッドは避けましょう。仰向けに寝たときに、背骨がきれいなS字を描くような姿勢になる硬さが最適です。
なお、横を向いて寝る場合は背骨が一直線に伸びるのが適切な姿勢です。寝返りしやすいかどうかも含め、実際に寝て確かめてみましょう。枕の選び方もベッド同様、睡眠に関係する重要なポイントです。仰向けに寝た状態で自然に鼻呼吸ができ、横向きでも肩に違和感のない枕を選びます。枕の形状は、後頭部を乗せる部分が低く、両脇が高めに設計されたものがベストです。
首に当たる部分が高めの低反発枕や、中心に向かって盛り上がっている形の枕は、適切とはいえません。ベッドの硬さを試す際、枕も一緒に試すのがおすすめです。ちなみに、寝るときは枕の端を肩の辺りまで下げた状態で使うと、よく眠れるといわれています。掛け布団は、寝返りが簡単にでき、体にフィットするものを選ぶといいでしょう。温度や湿度の調節機能に優れた掛け布団なら、夏や冬にも快適な睡眠が確保できます。
ライトは明るすぎない照度で
睡眠の質を高めるためには、目から入ってくる光に気を配ることも大切です。明るすぎる光を目から浴びてしまうと、睡眠を促すホルモン・メラトニンの分泌が抑制されて眠れなくなってしまいます。寝室の照明は、暖色系の柔らかな光を発するライトや間接照明のほか、カバーをかぶせて明るさを抑えるタイプなどがおすすめです。
快眠にちょうどいい明るさとされる500ルクスを超えない照明を選びましょう。室内の明るさは、夕方ごろから気をつけることでよりよい睡眠につながります。夜になるにつれて少しずつ照明を暗くすると、交感神経の活動が落ち着くとともに副交感神経の働きが活発化し、脳が睡眠に適した状態へと変化します。
そのため、明るさと色合いが変更できる照明を選ぶと便利です。就寝中は、すべての照明を消灯して真っ暗にするのが適切です。
寝室のカラーコーディネートも大切
ぐっすりと眠るためには、室内をリラックスできる状態にしておくことも不可欠です。部屋のカラーコーディネートも意識しましょう。心身をいやす効果のある色が緑です。スマートフォンやパソコンなどで酷使した目に優しく、精神を安定させることが期待できます。青も同じく心を落ち着かせる効果が期待でき、緑とも相性がよいため、青と緑のインテリアでコーディネートしてみるのもいいでしょう。
自然な風合いの部屋が好みなら、茶・白・ベージュといったナチュラルカラーでまとめるのがおすすめです。心に安心感を与え、リラックスして眠りにつくことができます。淡い暖色を取り入れることで、明るい雰囲気になるでしょう。快眠に効果的なカラーがある一方で、視界に入ると心の落ち着きを阻害する色もあります。
例えば、赤は気持ちを高ぶらせ興奮状態へと誘う効果があり、ベッド周りの配色には避けるべき色です。黒はシックで落ち着いた色味ですが、ネガティブな精神状態につながることもあります。赤や黒をベッド周りに取り入れたい場合には、あくまでアクセント程度にしましょう。
快眠につながる部屋作りを心がけて
深く質のいい睡眠がとれると、翌朝すっきりと目覚めるだけでなく仕事の効率や集中力が向上します。反対に睡眠の質が低下すると、体にさまざまな支障が出るとされています。心身ともに元気に過ごすために、寝具やベッド周りを見直すことから始めてみましょう。
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