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「35歳転職限界説」は本当か?アラフォー転職の真実

「転職するなら35歳まで」といわれてきましたが、人材不足などの影響により、40代でも50代でも、キャリアアップを狙った転職が可能になりつつあります。定着していた若手ばかりが売り手市場というイメージも、「即戦力」になるアラフォーが多くの企業にとって魅力的な人材として受け入れられるようになるにつれ、薄れてきています。35歳転職限界説をくつがえす、アラフォー転職の現在に迫ります。

55歳以上も活発な転職市場

なぜ転職するのか、その理由は人によりさまざまです。仕事や職場環境が合わなかった、収入アップを狙っての転職、新たにやりたい仕事が見つかったという理由もあるでしょう。リーマンショック直後、不況の中で求人も減少し、転職どころか仕事が見つからない人も多くいました。その後、2012年ごろから転職率は緩やかに上昇しています。

こうした中で、特に転職率が伸びているのが55歳~64歳というのだから驚きです。定年が伸びる可能性があることや、老後への不安から再就職先を探す人が多くなっていることが理由として考えられます。しかし、35歳から44歳までの層では、リーマンショックを機に転職率も減少し、2016年ごろでもあまり回復の兆しを見せていません。

本業のほかに副業や非営利活動を行うパラレルキャリア、起業、新規事業立ち上げ、場所や時間にとらわれずに働くテレワークなど多様な働き方が増えている一方で、働き盛りの世代では、まだまだ保守的な働き方が支持される傾向にあるようです。

自分を成長させる転職は今が狙い目

アラフォー世代は転職に消極的であることが分かりました。つまり、転職を希望するアラフォー世代は現在、競合相手が少ない状態なのです。給与アップやキャリアアップを狙う転職は、今がチャンスであるといえるでしょう。ニーズに合ったスキルを持ってさえいれば、思わぬ好条件で受け入れられることもあります。

・アラフォー世代が求められているスキルとは
ベンチャー企業の動きが、盛んになってきています。ベンチャー企業に対して資金提供を行うベンチャーキャピタルの投資動向についてまとめた、「2017年度ベンチャーキャピタル等投資動向速報」(一般財団法人ベンチャーエンタープライズセンター)によると、2017年の国内投資額は前年度比率24%上昇の1,354億円となっています。2014年以降、ベンチャーキャピタル等が行うベンチャー企業への投資額は右肩上がりに増えているのです。

そうして資金調達したベンチャー企業は、事業拡大を進める過程で人材不足に陥りがちです。特に、運営を最適化するための人材やリスク管理を行うマネジメントスキルを持つ人は、貴重な存在であるため好待遇で迎えられることがあります。これまでの企業でマネジャーのポジションを獲得し、マネジメントをはじめとするスキルを持ち合わせ即戦力となれるアラフォー世代は、多くの若い企業にとっては喉から手が出るほど欲しい人材といえるでしょう。

転職のために今からできることは

40歳前後での転職には、マネジメント能力が重要視されるのです。これまでよりも好待遇の企業への転職を希望する場合には、できるだけ持っておきたいスキルです。3~5年以内に転職すると決めたなら、現在の立ち位置に満足せず、自身の成長に向けて行動しましょう。また、マネジメント能力を磨くために、リーダーシップやコミュニケーション能力を磨くことも大切です。

そして、常に経営側のマインドを持って仕事にあたりましょう。転職先としてベンチャー企業を視野に入れている場合は、なおさらです。経営者と近い位置で働くことができ、さらに裁量権も与えられるベンチャー企業で仕事をするのであれば、経営側ならどうするべきなのかという視点を常に持つことが求められるからです。

与えられた仕事をこなすだけではなく、自分の持つスキルを磨きながら、経営陣の視点に立って常に業務の改善点を探したり、周りのフォローを積極的に行ったり、時にはリーダーシップを発揮してプロジェクトを進めたりしましょう。

語学をはじめとする習いごとを始めるのもよいでしょう。金融や経営について学びを深めつつ、経営者が多く集まる場に顔を出し、人脈や情報網を広げるのも一つの手です。将来のキャリアアップに備え、今から準備を始めておきましょう。

あきらめるのはまだ早い!意外と明るいアラフォーの転職

有効求人倍率が年々上昇している中、転職市場も活発になってきています。転職は若者だけの特権ではなくなってきています。35歳を超えていても、マネジメントやコミュニケーション能力などの確かなスキルを持ち合わせていれば、転職によってより希望の年収に到達することも可能なのです。将来の自分のために企業が求める人材をイメージしながら、常にスキルを磨いていきましょう。


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