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「大阪とイタリアは似ている」という説は本当?
両者の共通点をリサーチ

大阪(関西)とイタリアに共通点を感じる人は多い傾向です。たとえば、「大阪 イタリア 似ている」といったキーワードで検索すると、数多くの両者の共通点を挙げる意見が表示されます。実際にどのような共通点があるかチェックしてみましょう。

大阪とイタリアの共通点 人生を楽しもうとする気質

(写真=Ivanko80/Shutterstock.com)
(写真=Ivanko80/Shutterstock.com)

「大阪とイタリア 似ている派」の意見の持ち主には、イタリア発の高級ブランド「BVLGARI(ブルガリ)」の日本法人、ウォルター・ボロニーノ社長もいます。2018年2月25日付の朝日新聞記事のインタビューに対しボロニーノ氏は「イタリアと大阪は人生を楽しもうとする価値観や、情熱的な点など気質が似ていると感じている」と語りました。

ちなみに世界で最もブルガリの商品が売れているのは日本であり、そのなかでも特に大阪の売上高が伸びているとのこと。大阪とイタリアには「高級ブランドを愛する」という共通点もあるようです。

大阪とイタリアの共通点 水都

(写真=Sean Pavone/Shutterstock.com)
(写真=Sean Pavone/Shutterstock.com)

大阪とイタリアの共通点を考えてみると、どちらも海外からの観光客が多く「水都であること」が挙げられます。大阪の水都としての歴史は、飛鳥時代にさかのぼるそうです。古くから難波津(なにわづ)と呼ばれていた港があり、国内外との交易の拠点として栄えました。やがて明治時代前後には「水の都」と呼ばれるようになりました。

文明の発達とともに水路よりも陸路や空路に重きが置かれ、水都としての大阪はすたれました。しかし近年になって船着き場の整備や護岸のライトアップなどのプロジェクトで豊かな水路を再生させる動きも出てきています。これはインバウンドの魅力にとってもプラスでしょう。一方、イタリアには水都として世界的に有名なベネチアがあります。

110以上の島々を数百にも及ぶ橋で結んでおり、水上の迷宮のような作りです。交通手段は徒歩または船という世界でもめずらしい都市といえるでしょう。

大阪とイタリアの共通点 伝統芸能

(写真=posztos/Shutterstock.com)
(写真=posztos/Shutterstock.com)

伝統芸能を愛し続ける土地柄も大阪とイタリアの共通点かもしれません。大阪は安土桃山時代から江戸時代にかけて商人の街として栄えました。人々の暮らしに溶け込む形で発展し受け継がれてきたのが大阪に今も残る伝統芸能です。大阪を象徴する伝統芸能は、一度衰退したものの豊臣秀吉によって復活を遂げた「能楽」、大阪の伝統芸能を代表する「人形浄瑠璃・文楽」、京都で生まれ江戸と枝分かれして発展した「歌舞伎」などがあります。

イタリアも伝統文化を大切にし続ける土地柄です。その代表がオペラ。現在ではヨーロッパを中心に各国でオリジナルのオペラが上演されていますが、発祥の地はイタリアです。2019年時点でも各地にオペラ劇場があり、国民に親しまれています。

大阪とイタリアの共通点 食文化

(写真=norikko/Shutterstock.com)
(写真=norikko/Shutterstock.com)

大阪はかつて“天下の台所”と呼ばれていただけあって、全国から食材が集まりました。この場所で生まれた料理は多く、日本国内における“食の発信地”として発展してきました。現在でも食い倒れの街として有名ですし、大阪への旅行で食文化を楽しみにしている観光客は多いでしょう。大阪の名物料理を挙げればきりがありません。たこ焼き、お好み焼き、串カツ、かすうどん、ホルモン料理などが代表的です。

一方、イタリアも世界的に食文化で知られる街です。ローマ帝国時代にはイタリアの食文化がヨーロッパに広がっていきました。そのため、イタリアの食文化は西洋料理の母的存在とまでいわれています。地域ごとに食文化が発達しているのも特徴。南部はパスタとワインの食文化、ローマでは仔牛料理のサルティンボッカ、北部では大ぶりなパスタのラザニアや詰めものをしたパスタアニョロッティなどが有名です。

大阪とイタリアの共通点 世界遺産

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

最近になって増えた共通点もあります。大阪では2019年7月に「百舌鳥(もず)・古市古墳群」が世界文化遺産に登録されました。これは大阪初の世界遺産であり、インバウンドの新たな起爆剤として期待されるでしょう。一方、イタリアには2018年11月の時点で50ヵ所以上の世界遺産があります。世界遺産を活かした観光客誘致ではイタリアが大先輩といえます。

今回取り上げた内容は一例であり、大阪とイタリアの共通点はまだまだありそうです。さまざまな観点から比較したり探したりしてみるのも面白いかもしれません。


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