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資産運用は自分とお金の2つを考える

効率よく資産を増やしたいのであれば、現在の収入を増やし、投資にまわす資本を増やすことを考えましょう。人生100年といわれるこの時代を生き抜くためには、社会や企業に依存せず、自己の価値を高め、収入を増やしていくことが大切です。能力を高めながら効率よく資産を増やす方法について考えていきましょう。

人的資本と金融資本とは

あらためて、人的資本と金融資本とは何かを解説します。人的資本とは、いわば「自分版株価」のような意味合いを持ちます。現在の自分の価値で、将来どのくらいの資産を得ることができるのか、その評価です。例えば、35年間同一企業に勤め、その間の平均年収が700万円であった場合には、トータルの給与は2億4,500万円になります。労働によって財を得る能力が、人的資本なのです。

一方金融資本とは、金融資産を生み出す元になります。現金を300万円持っているとすれば、これが金融資本です。この資本を使って300万円分の株式を購入すると、株式は資産となります。資本は元手、資産は財産と考えると分かりやすいでしょう。

資産運用に2つの資本が関連する理由

この2つの資本について考え、高めることで、将来的な資産をさらに効率よく増やすことができます。

人的資本を高めることで金融資本が増える

現在、あなたが仕事で得ている収入はどのくらいでしょうか。もし仕事を辞めてしまったとしたら、あなたの人的資本はゼロになってしまいます。反対に、収入を上げるための転職活動やスキルアップ、副業を始めた時、あなたの人的資本は高まり、それにともない資産も増えていくでしょう。

人的資本を高めることなく、定年退職まで働いた場合と、キャリアアップや副業によって人的資本を高めるよう行動し、実際に収入が増えた場合、生涯で得られる資産の差はどのくらいになるのでしょうか。仮に年間10万円分の収入が得られる副業を行い、それを40年続けただけで、400万円の資産増となります。人的資本によって増えた資産を金融資本として投資の元手にすることで、さらに資産を増やすことができます。

金融資本を増やすことで資産を増やす

人的資本によって増えた金融資本を使って投資した場合、資産はどのように変化するのでしょうか。リターンの年率が3.5%で10年運用したと仮定し計算してみましょう。

初期投資額が300万円だった場合、10年間で資産はおおよそ420~425万円ほどになります。300万円に人的資本を高めたことによって得た400万円を加え、金融資本を700万円にして10年間運用した場合、約990万円になります。運用益の差は、10年間で100万円以上となるわけです。

投資リテラシーを身につけリスクを軽減する必要性

上記シミュレーションは、あくまでも年利3.5%で運用し続けられた仮定の試算です。しかし、投資にはリスクがつきものです。比較的リスクの高い投資方法を選びリターンが得られれば良いですが、マイナスになってしまうことも時にはあるでしょう。

安定的な資産運用を求めるのであれば、積立預金や定期預金、国債、保険といった元本割れリスクの少ないものを選ぶと安心です。リスクがあってもなお積極的に投資を行うのであれば、株式投資でもよいでしょう。積み立てながら長期的に運用するのなら、投資信託やETFという手もあります。

さらに、将来にわたって資産を保有したいのであれば、不動産投資も考えられるでしょう。マンションや戸建て住宅、土地を購入して貸し出したり、コインランドリーや駐車場を経営したりして収入を得る方法もあります。投資信託のように、多くの投資家から資金を集めてマンションや商業施設などの不動産を運用するREITなどもあります。

単純に、自分や将来の家族の資産としてマイホームを購入するのも資産運用です。手元に資本が多くある場合、相続税対策の一環として住宅を購入するという選択肢も考えられます。

いずれの方法を選ぶにせよ、資産運用をする場合には投資や経済、金融に対するリテラシーを学び、実践しながら身につけることが肝心です。まずはつみたてNISAや確定拠出年金iDeCo、401kから投資を始め、投資についてよく理解したのちに各種投資を始めてみてもよいでしょう。

人的資本を高めて金融資本を増やし、資産運用を始めよう

人的資本を高めることで収入が上がり、それを元手にさらに金融資本が増え、資産運用をすることで資産を増やせることが分かりました。投資は難しいという印象があるかもしれませんが、最近ではごく少額から投資を始められるサービスも充実しています。

投資に対するリテラシーを身につけることも、人的資本を高める一つの方法となります。まずは気軽に少額からでも投資を始めてみてはいかがでしょうか。
 


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