
マンション選びで外せないポイントが収納。記事内で触れていますが、とくに30代、40代の女性は収納に不満を持っている割合が高くなります。最近では単に収納力があるだけでなく、必要な場所に収納スペースを設けるマンションが増えています。では、具体的にどのような配慮がされているのか見て行きましょう。
住まいの収納に不満を持っている人は全体の3割以上
はじめに、住まいの収納に対するみんなの声を確認してみましょう。ネットリサーチMyVoiceの収納に関するアンケート調査では、収納に不満を持っている人が全体の3割以上。とくに30代、40代の女性では4割強が収納に不満を持っており、その割合が他の層より高くなっています。
この結果から、大勢の方々が収納に対して悩んでいる様子がわかります。これからマイホームや投資用マンションを購入予定の方は、収納を重視して物件選びをする必要がありそうです。
具体的な不満としては『収納スペースが少ない』というのが40.8%で最多。とくにワンルーム・1Kから2LDKまでの間取りに住んでいる人は、この回答をした人が5割-6割います。続く回答は『収納スペースの幅や奥行きがない』『風通しが悪い』『湿気がある』という結果になりました。
ちなみに『あったらよい・充実したい収納場所』では次のような声が挙がっています。
- ウォークインクローゼット、納戸
- クローゼット(ウォークインクローゼット以外)
- 風呂場・脱衣場の収納
- 玄関の収納
- 押入れ
- トイレの収納
- キッチンの収納(食器棚以外)
頻繁に使うキッチン収納はしまいやすさもポイント

ここでは上記のうち、毎日使うのでストレスを感じやすい「キッチンの収納(食器棚以外)」にまずフォーカスしていきます。
頻繁に使う場所の収納は、収納力に加えてしまいやすさ、取り出しやすさも重要です。その意味で近年人気なのがシンクやコンロの下にあるスライド式の収納。やさしく閉まる構造になっているため、割れやすい食器やガラス類もしまっておくことができます。
しかし、このような使い勝手のよい収納スペースがあっても、ムダが多かったり、使いこなせていなかったりすることもよくあります。引き出し収納では小分けトレーで小物を仕分けたり、食品のストック用にカゴを用いたりするのがオススメ。鍋やフライパンもすっきりと整頓できるように、便利グッズを活用するのがベターです。
シューズクローゼットがあれば玄関まわりの小物もすっきり

キッチンと同様、あったらよいという声が多く挙がっているのが玄関収納。スニーカー、ヒール、ブーツなど、形が違うものをしまうので整頓しにくい場所です。加えて、靴以外に傘やスポーツ用品、ペット用品などを置くことも多いため散乱しがちです。
理想は、玄関からすぐの場所にシューズクローゼットを設けて、この中に収納するものを入れることです。シューズクローゼットという名前ですが、もちろんそれ以外の小物も入れられるため、玄関をすっきりとした状態に保てます。設置するにはスペースの確保が必要なので、シューズクローゼットがあるマンションは、きちんと計算してつくられていると考えていいでしょう。
脱衣所は体重計専用スペースやリネン庫があるとすっきり
キッチンや玄関とともに、あったらよいという声の多い脱衣所。化粧品類や衛生用品をしまうのに、鏡裏の収納は必須となりつつあります。また、脱衣所に、置き場を迷いがちなタオル類を収納できるリネン庫があるとすっきりします。さらに最近では、ヘルスメーター専用の収納スペースを設けるマンションも増えているようです。
それぞれのモノの指定席をつくることがポイント
モデルルームのように整頓された空間で暮らしたいという気持ちはあっても、忙しい現代人にはなかなか難しいものです。たっぷりと入れられて、使い勝手がよい収納があることで、整理整頓も楽になります。それぞれのモノの指定席をつくることが、すっきり空間をつくるポイント。マンション選びの際は収納力だけでなく、必要な場所に収納スペースがあるかもチェックしてみてください。
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