グローバルな視点で見ると、大阪の街はさまざまなランキングの上位に入っています。今回は、どのようなテーマで世界中の人々から評価されているのかを見てみましょう。
大阪は「世界で最も住みやすい都市ランキング」3位
イギリスのエコノミスト調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」が発表した「2018年世界で最も住みやすい都市ランキング」では、1位のウィーン、2位のメルボルンに次いで、大阪が3位にランクインしています。
この調査では次の項目に基づいて、世界140都市を対象に評価・順位付けをしています。
- 政治的安定性
- 社会的安定性
- 犯罪
- 教育
- 健康医療制度の利用しやすさ など
日本の大都市は、海外と比較すると住居が狭かったり、公共交通機関が混雑しやすかったりするため、住みにくいといわれることがよくありますから、「住みやすさ」という点で大阪が評価されたことには意外性があります。
大阪は「訪れるべき世界の16地域」ランキング1位
世界最大手の宿泊予約サイトAirbnbが2016年に発表した「訪れるべき世界の16地域」では、大阪市中央区が1位に選出されています。大阪中央区は、かつて「くいだおれ」に代表にされたユニークな飲食店や大阪城などが人気のエリアです。そのような街の魅力が評価されたことで、「訪れるべき世界の16地域」で圧倒的に首位として選出されました。
この調査では、2015年中にAirbnbを利用した4,000万人以上の旅行パターンを分析し、最も人気が上昇した世界の16都市・地域を2016年に訪れるべき場所として選んでいます。
Airbnbでは、アート・食・野外体験・ショッピングの4つのテーマで都市・地域を評価し、これらの分野で大阪を他の都市より優れていると述べています。大阪市中央区の魅力は、グローバルに見ても総合的に高いレベルにあるといえるでしょう。
大阪は「急成長渡航先ランキング」1位
世界の主要132都市を対象として、クレジットカード会社を運営するアメリカのMastercardRが行った「2017年度世界渡航先ランキング」。このうちの「急成長渡航先ランキング」で、大阪が2年連続で1位に選出されました。この調査は、渡航者の年平均増加率を測定したもので、大阪への渡航者は2009年から2016年までの7年間で24.0%増加、つまり約4.5倍になっていることが分かります。
一方、渡航者数で見ても大阪は698万人で17位にランクインしています。2014年に37位、2015年に25位であったことを考えれば、渡航者数の面でも大幅に伸びています。大阪市の人口が約273万人(2019年8月現在)ですので、渡航者数だけでも同市の人口の2倍以上になり、インバウンド効果がいかに大きいかがうかがえます。
大阪への渡航者が伸びている理由について、大阪府と市が協力して運営している大阪観光局では、外国人向けのWi-Fiの提供や案内標識の設置、店舗の多言語対応などの努力を挙げています。インバウンドの伸びは、これらのような積極的な取り組みが実を結んだ結果だといえるでしょう。
USJは口コミで選ぶ「世界の人気テーマパーク」でも上位
旅行者の口コミを基にしたトリップアドバイザーの「世界の人気テーマパーク2019」で、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを上回り、3年連続で日本のテーマパークランキング1位として選出されました。同時にUSJは、世界のテーマパーク25位、アジアのテーマパーク3位にもランクインしています。
グローバルな視点で日本人が気付かない魅力を発見
国内での判断基準とは違った、グローバルな視点から評価した海外のランキングを見ることで、日本人だとなかなか気が付かない日本の都市の魅力を再発見することがあります。
大阪に限らず、昨今は全国的にインバウンドが好調です。多くの訪日外国人観光客と積極的に触れ合い、彼らの声に耳を傾けることは、日本の魅力をさらに高める原動力になりそうです。
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