主要路線の特徴を知ると、投資にふさわしいエリアをセグメントしやすくなります。その意味で大阪不動産への投資を考えるなら「大阪メトロ中央線」は外せない路線といえます。沿線の現在と未来、主要駅などをチェックしてみましょう。
大阪メトロ中央線はどこを走る?人気駅は?
大阪の中心部から郊外に延びる地下鉄で代表的なのが「大阪メトロ御堂筋線」。新大阪、梅田、心斎橋などを経由します。もう一つの中心部を通る地下鉄が「大阪メトロ中央線」で、コスモスクエア、九条、長田などを経由します。両者は本町で交わっていて、路線図で見ると、御堂筋線を縦(南北)のラインとすると、中央線は横(東西)のラインという位置関係になります。
大阪メトロ中央線の乗降客数を見ると、利用者(乗車と降車の合計)の多い駅としては本町(21万7,457人)、堺筋本町(11万1,573人)があり、次いで阿波座(4万6,863人)、弁天町(3万8,087人)がやや多い数字になっています(2018年11月大阪メトロ調べ)。
中央線全般で見ると2万人前後が多く、幾つかの主要駅を別にすれば、同じくらいの乗降客数の駅が並ぶのが特徴です。駅ごとの乗降客数にばらつきが少ないことは、不動産投資目線では「外れ駅がない」といえるでしょう。
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沿線には歴史あるビジネス街や世界最大級の水族館
沿線にあるスポットはどうでしょうか。ビジネススポットでは本町ビジネス街が有名です。本町は大阪市主要ビジネスエリアの一角で、かつて商社や繊維会社が栄えた歴史あるビジネス街です。沿線の投資物件は本町に通勤する人もターゲットになりますので、大阪メトロ中央線と御堂筋線が交差する本町は沿線の最重要駅といっても過言ではないでしょう。
観光スポットでは、大阪港駅近くに世界最大級の水族館といわれる「海遊館」があります。巨大なジンベエザメやSNSで話題のワモンアザラシなどを観賞できる超人気施設です。また、大阪港ではクルーズ船の運航も行われているため、大阪港駅周辺は湾岸エリアらしい魅力にあふれています。
夢洲までの延伸で沿線の賃貸ニーズが高まる可能性
大阪メトロ中央線は、将来性を考えても有望です。大阪万博開催前の2024年度までに、現在はコスモスクエア駅が終点の中央線を海底トンネル経由で、夢洲まで延伸する計画があります。さらに夢洲にはIR(統合型リゾート)の誘致も有力とされ、中央線の影響力が一段と増すことが予想されます。
延伸が実現すれば夢洲へ直通で行ける中央線は、他路線よりも利便性の面で優位に立つことになるのです。夢洲で働く人が増えることで沿線の賃貸ニーズが高まるため、このエリアに投資する方にとって路線延伸のメリットは極めて大きいといえます。
とくに夢洲新駅と商業施設が一体化した「夢洲駅タワービル(仮称)」の建設は、賃貸ニーズの拡大にかなりの効果がありそうです。高さ275メートル、地上55階建てのタワーの中に、店舗、ホテル、オフィスが多数入居しています。従業員は当然沿線から通勤する人も多いでしょう。住宅地、マンションなど住居用不動産の価格高騰の呼び水になる可能性もあります。
メトロ中央線を含む大阪メトロ全線が顔パスに
もう一点注目したいのが、大阪メトロが2025年3月末までに整備を目指す「顔認証システム」によるチケットレスです。あらかじめ顔写真を登録しておけば、改札口のカメラが認識する仕組みで、大阪メトロの全駅でICカードを使わずに、いわば顔パスで改札を通過できるようになります。
このシステムが整備されれば、万博開催期間も大量に訪れる乗降客の改札の流れがスムーズになることが期待されます。AI技術を駆使した「顔認証システム」の導入は、万博開催にふさわしい先進都市イメージ形成の一助になるかもしれません。
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