主要路線の特徴を知ると、投資にふさわしいエリアをセグメントしやすくなります。大阪不動産に投資をする方が押さえておきたい最重要路線が大阪メトロ「御堂筋線」です。新大阪駅や梅田駅・なんば駅などを通る利用者の多い路線です。
「御堂筋線」は大阪を代表する人気路線
大阪・関西に居住していない方は、大阪メトロ「御堂筋線」がどんな路線なのか分からないというケースも多いのではないでしょうか。御堂筋線は、北の始発駅・江坂駅から南の始発駅・なかもず駅まで大阪を南北に走っています。
大阪の主要エリアを通っており、ターミナル駅とも連結しています。通勤や繁華街に行くのに便利、乗り換えがスムーズなどの理由から、御堂筋線は住みたい沿線として人気です。
家賃相場でいうと、大阪を代表する繁華街である梅田、心斎橋、なんばなどは高め、一方、長居、動物園前、西田辺などは安めといわれます。人気路線ではありますが、さまざまな家賃相場の駅が並んでいるのが御堂筋線の特徴です。それだけに老若男女、さまざまな属性の方の入居ニーズがある路線です。
御堂筋線には資産価値が落ちにくい駅が多数存在
御堂筋線沿線の不動産に投資を検討しているのであれば、「資産価値を保ちやすいエリアかどうか?」も気になるところでしょう。購入した不動産の資産価値が下落しては、売却価格も含めたトータルのリターンで不利になります。御堂筋線沿線には、資産価値が保ちやすいエリアが多数ある点も見逃せません。
SUUMOの実施した「10年間の資産価値を調査 資産価値が落ちない街ランキング2018年(大阪府・奈良県編)」では、御堂筋線の駅が4つも20位以内にランクインするような結果になっています。
・心斎橋駅:3位
・淀屋橋駅:5位
・梅田駅:12位
・本町駅:17位
ちなみに、この調査の対象となっている不動産の種類は、新築分譲マンションです。もちろん、これらのエリアの物件を購入したからといって、必ずしもリセールバリューで有利になるわけではありません。個別の条件に影響されるため、あくまでも目安と考えましょう。
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御堂筋線の中心だけでなく、郊外エリアも地価上昇の機運
今、大阪市内では好調なインバウンドで宿泊施設が不足しています。そのため、ホテル建設用地の確保などで大阪市中心部の地価上昇が目立っています。特に、梅田などのキタや難波などのミナミといった繁華街の上昇が顕著です。
しかし、最近では御堂筋線の南側の始発駅「なかもず駅」のような沿線の端のエリアも地価が上昇しています。2019年の公示地価で同駅周辺は前年比 7.4%増になっています。
この動きは、大阪市内の地価上昇が大阪中心部から郊外にも広がりつつあるとも読み取れます。この流れが本格化するか、今後の郊外地価の動向が気になるところです。
大阪メトロに対する地元住人の思い入れを表すエピソード
最後に、御堂筋線に関わる話題を紹介します。「2025年大阪・関西万博」開催が決定した直後の2018年末、大阪メトロは御堂筋線9駅と中央線6駅の計15駅を2024年までに順次改装する計画を発表しました。
その中身は、それぞれの駅ごとに違うコンセプトを設定するというもの。コンセプトの一例としては、新大阪駅は「近未来の大阪」、動物前駅は「ANiMaL」、心斎橋は「テキスタイル」などがありました。
ところが、改装計画に不満を抱く反対の署名約2万筆が集まり、大阪メトロが計画を見直すという事態に発展し、多くの主要メディアで取り上げられ話題になりました。
ただ大阪メトロが見直しを発表したのは、改装計画そのものではなく、それぞれの駅のコンセプトです。「悪趣味」「安っぽい」という批判に対応するデザインの見直しが中心のため、計画に大きな支障はないと見られます。今回の署名活動は御堂筋線をはじめとする大阪メトロに対する思い入れ、愛する気持ちを表したエピソードといえるのではないでしょうか。
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