
デベロッパーとは、都市開発や再開発などを手がける開発業者のことです。土地の仕入・企画・販売などを手がけます。不動産投資で失敗しないためにはデベロッパー選びも極めて重要です。そこで今回は大手と中小デベロッパー物件の違いやポイントについて確認していきましょう。
大手と中小のデベロッパーの違いは、資金力・規模感・認知度など

マンションを買うときは「デベロッパーの規模」に注目することが重要です。マンションデベロッパーには、財閥系や東証一部上場企業などの「大手デベロッパー」とベンチャー系上場企業や未上場企業などの「中小デベロッパー」があります。両者は、資金力・規模感・認知度などで大きな差があり大手デベロッパーのマンションを選んだほうが以下の5つのポイントを踏まえると有利です。
ポイント1:好立地のマンションを抑えやすい
大手デベロッパーは中小デベロッパーに比べて資金力があるため、人気路線の駅近の土地を抑えたり他社に先駆けて好立地を仕入れたりしやすい環境です。「不動産投資は立地が重要」とよくいわれますが大手デベロッパーを選んだほうが好立地の物件を抑えやすくなります。
ポイント2:高品質のマンションを確保しやすい
大手デベロッパーは、建物規格や協力業者が決まっていることが多いため、高品質のマンションを安定的に供給しやすい経営環境です。加えて大手デベロッパーのマンションで大きなトラブルが発生すると社会的影響力があります。そのため品質チェックも綿密に行われている可能性が高いです。
ポイント3:手厚い補償を受けやすい
大手デベロッパーのマンションといえどもトラブルが発生する可能性はあります。例えば過去には、財閥系デベロッパーのマンションでも「建物が大きく傾いている」「杭が支持基盤に届いていない」などの施工不良問題がありました。これに対しては、建て替え・慰謝料支払い・引っ越し費用支払いなど一般的には誠意あるといわれる対応がされています。
こういった莫大な費用を投じた補償ができるのも資金力のある大手デベロッパーの強みでしょう。
ポイント4:入居希望者や買主へのアピール材料になる
大手デベロッパーのマンションということは、入居者募集時や内見時のアピール材料になります。具体的には、印象がアップしたり迷っているときの判断材料になったりすることが考えられます。また大手デベロッパーの物件は、売却時にも有利です。中古マンションだと築年数が経過している分、耐久性で不安が出てきます。
社会的信用力があったり施工棟数が多かったりする大手デベロッパーのマンションということは、買主の安心感につながりやすいです。
ポイント5:万全のアフターフォロー・物件管理の提供
大手デベロッパーでは、売って終わりではなく全社をあげて充実したアフターフォローを提供しているケースが多い傾向です。また収益物件であればグループ会社が物件管理をしているケースも目立ちます。こういった部分の安心感を手に入れられるのも魅力です。
「割安・大手デベロッパー物件」をマークせよ

ただ大手デベロッパー物件なら「すべてのマンションが買い」ということではありません。大手デベロッパーの物件は、ブランド力がある分、割高なマンションも目立ちます。投資用マンションは、一定の利回り確保が大前提です。投資に見合わない割高な価格であれば購入を見送るべきでしょう。理想的なのは、大手デベロッパーのマンションの中でも割安な物件です。
大手デベロッパーの中には、代理店マージンのない直販や土地の仕入れや施工の工夫でマンションの販売価格を抑えている会社もあります。こういった「割安・大手デベロッパー物件」を探すと不動産投資の成功率が高まるといえるでしょう。
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