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不動産投資がインフレに強い理由とは?インフレ対策にやるべき投資方法

今まさに日本ではインフレ状態となり、あらゆる物価の上昇が問題となっています。インフレでも困らないように対策していくことを考えると、現金を持っているだけでは資産価値は増えることはなく、むしろ価値が低下してしまうのがインフレの特徴です。
インフレがすぐに高止まりして、デフレに向かうことは考えづらく、長期的な目線で対策をしなくてはいけません。
そこで、インフレ対策に有効な投資としてあげられるのが「不動産投資」。
アパート経営や賃貸経営による収益、売却による収益がインフレに強い不動産投資の魅力です。
今回は、インフレ対策に不動産投資がなぜ強いのかをご紹介します。

インフレになると生活がどう変わる?

インフレとは、通貨の価値が下がり物の価値が上がる現象です。インフレが起きる主な原因は、為替による影響や物の需要と供給から起こるケースがあげられます。
インフレになると食品や日用品の物価が上がり、今まで100円で買えていたものが120円、130円と値上がり続けて物の価値が上昇します。
日常生活への影響が大きく、家計への負担はもちろん、現金の価値が減ってしまうので対策をしなくてはいけません。
インフレ対策に投資をすることが効果的ですが、投資なら何でも良いということはなく、インフレに強い投資方法を選ぶことが大切です。
投資方法にはFXや株式投資もありますが、インフレで経済状況が荒れている中、資産を増やす方法としては難易度の高い投資先でしょう。
少しでも有利に資産を増やすためにも、インフレに強い投資方法を選ぶ必要があります。

インフレでも価値が落ちにくいモノとは?

インフレになると物価が上がり、現金の価値は下がってしまいますが、反対に価値が落ちにくいものも存在します。価値が落ちにくいということは、インフレの時でも有利に動くものです。
ただ現金を持っているだけでは価値が下がってしまうのであれば、有利なものに資産を分配してインフレ対策をすることが最適でしょう。
初心者でも始めやすい投資で、インフレに強く価値が落ちにくいとされているものをご紹介します。

金(ゴールド)

金・銀・プラチナといった金融資産がありますが、近年では比較的堅実的な投資先として人気が集まってきています。※1
インフレの時だけでなく、戦争や世界危機などの時には金の安定性が支持され、相場が上昇していきます。
数千円から購入することができるので、初心者でも始めやすい投資方法※2の1つです。

アンティーク品や希少品

アンティークな物や希少で高級なものは、現物資産としてインフレにより価値を上げるものがあります。ハイブランドの高級時計や高級バッグを始め、特にレアなものは価値の上昇を見込むことが可能です。
また、宝石や絵画、ウイスキーなども有効な投資先ですが、目利きが必要なものもあるのでしっかりと調べてから投資をしましょう。

不動産

不動産は売却して収益を得るだけでなく、入居者がいれば毎月の家賃収入で継続的な収益を得ることも期待できます。
インフレになると物価が上がると共に、不動産価格や賃料も上がると考えられます。
売却と家賃収入2つの収益方法があることが大きなポイントで、その時の経済状況に合わせて運用の仕方を変えることができるのが不動産投資です。
ただし、インフレによって世の中の給与が連動して上がらない場合には、「悪いインフレ」とされ、不動産の購入需要が下がってしまうこともあるので売却のタイミングは慎重に考える必要があります。

不動産投資がインフレに強いと言われる理由

不動産投資がインフレに強いと言われるには3つの理由があります。
不動産独自の特徴を活かしていくことがインフレ対策に有効です。
初期投資は必要ですが現金を持っているだけよりも、効率よく資産を増やして運用できる有力な方法が不動産投資です。

理由その1:売却でも家賃収入でもOK

不動産投資はその他の現物資産と異なり、ただの売買だけでなく入居者がいれば家賃収入として継続的に収益を得ることが期待できます。
不動産を購入して賃貸経営を始めた場合、毎月の家賃収入でローンをまかなうことができ資産を手にすることも期待できるでしょう。
例えば、投資物件で2000万円のマンションを購入し、頭金300万円で賃貸経営を始めたとします。
年間84万円の家賃収入とした場合、15年間運用すると家賃収入1,260万円のローンを返済。
残債440万円の状態で、仮にインフレの場合でも大きな値下がりはせず1,800万円で売却ができれば、差額1,360万円を残すことができます。
この中から修繕費などもあるので、すべて利益とはいきませんが、ただ現金を持っているだけよりは、資産を増やすことが期待できるでしょう。
家賃収入と売却といった2つの収益方法があるので、状況によって運用方法を変えることができるのが不動産投資の特徴です。

理由その2:家賃の上昇をメリットにできる

インフレは同じ物でも、購入する金額が上がってしまうことです。不動産がインフレに強いと言われる根源も、このインフレの特徴に当てはまります。
同じ物件でも、インフレによって賃料や物件価格が上がる可能性があるからです。
家賃が上がれば収益が増えて利回りがよくなり、物件価格も上がれば売却時に収益を少しでも多く残せる可能性があります。
物件を借りる立場であれば嬉しい話ではありませんが、不動産投資としては有利な状況です。
インフレ対策で不動産投資をする大きなポイントであり、このメリットを活かして運用していくと資産を増やしていくことが期待できるでしょう。

理由その3:ローン借入額が目減りする

インフレはお金の価値が低下することになるので、ローンで借入額がある場合には有利に考えることができます。例えば、1,000万円の借り入れをしていたとしても、インフレによりその1,000万円の実質の価値は低下しているので、返済するその金額の価値は借入した当初より下がっているからです。
不動産投資によるローンの借入額は、このようにインフレを利用するとプラスに働くケースがあります。

インフレに有効な不動産の選び方

インフレ対策で不動産を購入する場合、「家賃収入を得られる物件」と「売却できる物件」の2つを意識して物件選びをしなくてはいけません。なぜなら、家賃収入と売却益がインフレ対策をするポイントになるからです。

この2つを安定させるためには下記のリスクを軽減させる必要があります。

空室リスク

不動産投資でアパート経営を始めたけど、空室があっては意味がありません。そのために、空室リスクを少しでも軽減した、物件選びや立地選びが重要です。
適正な家賃設定、借り手にあった間取り、利便性の高い立地などに気を付けて魅力的な物件を選びましょう。

老朽化リスク

建物は築年数による老朽化を避けて通ることはできません。老朽化してくれば修繕も必要であり、マンションであれば修繕積立費が築年数とともに上がってきます。
このようなランニングコストにも注目して、リスクに備えましょう。

売却リスク

不動産投資は賃貸による利回りだけでなく、最終的に売却することも想定して物件選びができると良いです。売却でも収益を残せるように、人気のエリアや生活のしやすい周辺環境の立地を選ぶことがポイントになります。
年々不動産価格は高騰しており、今後も伸びていくと予想できるため、賃貸としても売却としても運用のしやすい物件です。※3

円安によるインフレにはREITもチャンス

インフレ対策として不動産投資を始めたいけど、資金が足りないと言う方は「REIT」もおすすめです。REITは現物資産とは異なりますが、複数の投資家から資金を集めることで、商業施設やオフィスビル、マンションなど大きな不動産にも投資することができます。
家賃収入を直接得ることができる方法ではありませんが、収益を分配金として得ることができる方法です。

まとめ

不動産投資に関わる不動産価格と賃料は、インフレによって相場が上がっていく可能性があります。そのため、利回りがよく収益を得やすい状況が期待できるため、インフレ対策に強いと言われる大きなポイントです。
現金の所有だけでは価値が下がってしまい、

インフレに有効的とは言えません。インフレの特性を活かして、有利に運用できる不動産投資がおすすめです。

参考文献

※1日本経済新聞:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60683760T20C20A6000000/
※2 田中貴金属工業:https://gold.tanaka.co.jp/commodity/souba/d-gold.php
※3 東日本不動産流通機構:https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/content/001492200.pdf

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